疎通する力を活かして夢に向かう

小学生の頃からイルカが大好きでドルフィントレーナーを目指している長澤波香(20)さん。夏休みや春休みには水族館で見習いとして働きながらドルフィントレーナーになる準備をしています。しかし、ドルフィントレーナーは狭き門だとか。水族館で働き始めたもののそこにはイルカがおらず、モチベーションが下がったことも。そんなときに、夢を叶えた人の話を聞きたくて、俳優とナレーターのプロからオンラインメンタリングを受けました。そこでプロの道の厳しさと自分を信じて夢を諦めないことを学び、仕事へのマインドが変わりました。

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波香さんのプロジェクトは、日本全国の水族館めぐりをして、その水族館ならではの展示の工夫やイルカショーの特徴をレポートすることです。写真を撮り、海の生き物の強さや美しさで魅せる自分流の水族館ガイドブックを作成中の波香さんは、
「方法に正解はないと分かりました。展示している魚は同じでも、魚の数の違いや別種との混泳等、その園館なりの展示をしています。飼育環境が外か室内かの違い、生活場所の構造の違いなど、多くの特徴がありました。それを見て疑問に思うことや面白いと感じるものが多数あり、良いものは取り入れたいと思います。こういう楽しさがあるから、水族館めぐりはやめられません」と話します。

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中央ワークショップに参加した8月も波香さんにとって良いターニングポイントになりました。ためになる有意義な内容はもちろんのこと、仲間との交流がなにより楽しかったそうです。それが良い刺激なって何かチャレンジしてみようと思うようになったとか。次回のワークショップも楽しみにしていて、12月に韓国でワークショップが行われたら参加するといいます。

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人とのコミュニケーションが好きで、それを何より大切にしている彼女が、いつかイルカと素敵なショーで多くの人々に喜びをプレゼントしてくれる日が楽しみです。

すべてを成長に変える力

「日本ベンジャミン人間性英才学校に入学してから、やる気が湧いてくることが多く、自分から努力しようと思うようになったことが一番の変化です」と自分の成長について語る高木玲生君(15)。
やる気が湧いてきたというのは、韓国で行われた国際入学式、日韓共同徒歩プロジェクト、韓国での中央ワークショップ参加とホームステイ、街でボランティアやへそヒーリングなどを行った時のことで、実は自分で選んで活発に国際活動をしています。

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玲生君を信じて見守っている両親はそんな息子を見て、「今までは親にやらされて動くことが多かったのですが、ベンジャミン学校に入ってからは自分がやりたくて始めることが多くなりました。引越しが多くて一緒に何かをできる友達が少なかったのですが、今は仲間意識で大きく成長している感じがして嬉しいです。徒歩プロジェクトの途中、名古屋空港で会った時に息子が言った『ありがとう』の一言は本当に感動でした」と言います。

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玲生君は職業体験活動としてコンビニでアルバイトもしています。店長は「真面目で絶対に遅刻しない、仕事もよく覚える優秀な子」と評価し、日韓共同プロジェクトで約3週間の期間休んだことに対しても教育課程を理解してくださり、配慮してくださいました。

 

運動神経が良い玲生君は個人プロジェクトとして気功家のメンターの指導を受け、気功の基本技を練習しています。12月には大阪の仲間と共同で発表会を準備しています。国際活動ではまともに言葉が通じなくても心で通じて仲良くなれましたが、これから仲間たちとより深い話をするために韓国語も勉強しています。

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普通学校、フリースクール、そして日本ベンジャミン人間性英才学校といった様々なタイプの学校経験がある玲生君は、「普通学校は、休み時間が短いけど勉強は真剣に受ける感じ。フリースクールは、楽しむ時間が多くて勉強は教室で受けるのもあるけど、家で勉強するのが中心な感じ。日本ベンジャミン人間性英才学校は、授業はあるけど楽しい時間がいっぱいあって気楽に続けられる感じ」と同年代にも大人にも分かりやすい分析をしています。

様々な活動に挑戦しながら、葛藤も不安も成長に変えていく彼の姿は輝いています。

 

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独自の世界を広げています!

日本ベンジャミン人間性英才学校1期生は全国から生徒が集まっています。沖縄の荻田紘三君(16)は、三重県志摩市で行われる中央ワークショップに参加するため、他の生徒より少し長い旅をしている、素敵なプロセスを踏んでいます。

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「入学してからベンジャミン体操12段をほぼ毎日やって筋力がつきました。最初は『ムリだ』とか『疲れた』とか言ったりしたこともありましたが、それでも続けているうちに、最近は『できそう!』と言えるようになりました。そして、自分の人間性が明るくポジティブになったことが一番大きな変化です」と話す荻田君。経済の勉強と小説を書くという2つのプロジェクトを進行しながら独自の世界を広げています。

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テレビで経済専門家の話を聞いて経済に興味を持つようになった荻田君は、オンラインメンター授業で経済に関する勉強を個別に行っています。内容が難しいものの、荻田君は16歳とは思えないほどの専門知識をすでに習得したのか、メンターからの株に関する質問や株価予想の質問にも、しっかりとした答えと解析をするなど、大人の対話ができています。メンターはそんな荻田君に、優秀な人だと言い、経済だけではなく公認会計士が将来の夢である荻田君の進路から人間性の面まで幅広くメンタリングをしています。

荻田君のもうひとつのプロジェクトは小説。単なる小説ではなく、ホラー小説を書きたいとか。ホラーを選んだことには特別な理由があります。一番の理由はもちろんホラーが好きで、大衆にも人気があるからですが、もうひとつ深い理由があります。ホラーは社会問題などを扱う芸術ジャンルでもありますので、貧困、差別、人間性喪失などの現代の現実をホラーというツールを通して証明したいと言います。

公認会計士になるための進学計画も明確にもっている荻田君は、2年後からは株を始める計画です。彼の充実した一日一日で作られる未来が楽しみです。

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日本舞踊で自信がついた!

8月に行われた第3回中央ワークショップで珍しい発表がありました。それは、菊地景華さん(20)の日本舞踊。美しい衣装に身を包み、扇の舞を披露した景華さん。この日参加した同級生や韓国ベンジャミン学校の生徒、教師全員に伝統美と感動をプレゼントしました。

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日本舞踊を自分のプロジェクトに決めたのは、ある日母親に誘われて温泉に大衆演劇と日本舞踊を見に行ったことがきっかけでした。そこで日本の美に目覚めた景華さんは、前から自分のことを自由に、自信を持って堂々と表現したかったので、日本舞踊ならそれができると思いました。メンターとも不思議な縁が感じられる出会いをいただき、知り合いの紹介で世界的な日本舞踊家のレッスンを受けることになりました。

 

5月からレッスンを始め、浴衣や着物を着る練習と作法の勉強もしながら、熱心に舞踊の練習をしています。12月には大阪で他の生徒たちと共同発表会を企画しており、その公演を目指して、よりレベルの高い舞踊の練習が始まったといいます。日本の美に一目惚れした感動を他の人にも分かち合うために、来年は町の老人ホームでの発表会も企画しています。

 

アルバイトもしながら本気で舞踊をする菊地景華さんの声は自信に満ち、自己表現も豊かになりました。それはベンジャミンプロジェクトで結んだ日本舞踊とのご縁と、始めて3カ月で人前で発表することを決めて練習した実行力から必然的に生まれた結果ではないでしょうか!

 

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日本ベンジャミン人間性英才学校は、自分に挑戦する学校です!

「昨年11月に東京で行われた日本ベンジャミン人間性英才学校の説明会で最初に説明を聞いたときに何かワクワクするような感じがありました。また、韓国の済州島で行われた「日韓グローバルワークショップ」に参加し、今まで学校に行って勉強して無難に過ごしていたのがどれほど小さな世界にいたのか分かりました。ベンジャミン学校なら成長できると思ったし、得るものもたくさんあると思って入学を決めました」

 

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すらりと背が高く整った顔立ちの日本ベンジャミン人間性英才学校東京学習館1期生の真坂海生君(16)

海生君は「ベンジャミン学校に入学する前は、周りの雰囲気に合わせる感じで内気だったけど、ベンジャミン学校に入ってからは熱い心が目覚め、堂々となってポジティブなエネルギーを維持できるようになり、とても変わった」といいます。

 

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海生君は、8月2日にニューヨークで開催された第11回国際ブレインHSPオリンピアード大会に参加してブレインウィンドウ部門(高等感覚認知能力=視覚が遮られた状態で物を認知する能力を評価する部門)で銅賞を受賞し、8月20〜21日の「日韓ベンジャミン国際ワークショップ」では、平和チームのリーダーとして活躍するなど、本人の願い通り、自信のある肯定的な姿へと成長しています。

 

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海生君は自分のプロジェクトを「富士登山」に決め、山登りの経験が豊富なベンジャミン学校1期生の田村朔也君(名古屋学習館)に同行を願い出て、8月15〜16日、富士登山に成功しました。

 

「環境のために何かしたくて、弘益精神を実践するために山を登りながらゴミ拾いをすると決めたのですが、とても驚きました。富士山は世界的にも有名な日本一の山なのに、ペットボトルや空き缶がたくさん捨てられていて恥ずかしい気がして一生懸命ゴミ拾いをしました。そして、スピードアップしたので高山病の症状が現れて体が辛くなり、天気も悪かったのですが、一緒に登った田村君がずっと応援してくれたおかげで、頂上まで登ることができました。登山に成功したという達成感が嬉しかったです。次のプロジェクトは「地球市民の署名をもらう」と、老人ホームのお年寄りにヒーリングライフ(へその周りを軽く押して腸を活性化させる健康法「へそヒーリング」の専用ツール)を寄付することに決めました。へそヒーリングでおじいちゃん、おばあちゃんたちがいつまでも元気でいてほしいです。
ベンジャミン学校に入って視野が広くなり、自分のやりたいことがよくできるようになりました。今後は周りの人を引き寄せるほど肯定的になって、国連のようなところで働きながら世界に貢献する人材になりたいです。ベンジャミン学校は、自分で行動を起こす力やコミュニケーション力などをつける人間性英才になるための学校だと思います。変わりたい人にはベンジャミン学校が大きな助けになると思います」

「キッチンまりか」料理プロジェクト大成功!

日本ベンジャミン人間性英才学校1期生の池上茉莉香さん(16)は、自分で育てた野菜を料理してお世話になっている方々にふるまうというプロジェクトを行いました。

 

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野菜作りは、おばあさんの庭と自宅のベランダで育てました。家庭菜園のメンターと担任の先生、茉莉香さんの3人で野菜の栽培状況をチェックしました。メンターからアドバイスをもらいながら進行し、週末にはおばあさんの家で野菜をチェックしました。そして、ピーマン、トマト、ナスが収穫できました。

 

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料理のメンターは西宮市にあるキッチンいまいのシェフ。担任の先生と一緒にキッチンいまいで打ち合わせを行いました。

野菜や調味料は家の手伝いでバイトしたお金で買いました。招待状やお品書きなども自分で準備し、学習館長、担任、メンター2人、それに祖父母と母、姉、弟も招待しました。

 

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「キッチンまりか」オープン当日は、朝から茉莉香さんが料理し、昼からメンターも手伝いました。
食事をしながら、ベンジャミンプロジェクトの経過報告やニューヨーク国際HSPオリンピアード大会に参加した感想、ベンジャミン学校での変化などを発表しました。
招待された全員が料理に大大大満足でした。おかわりする人も!

 

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ベンジャミン学校での最大の変化は何かという質問に池上茉莉香さんは、健康になったこと、そして、前よりもっと積極的になったことの2点だと話します。

 

「ベンジャミン学校での一番の変化は、身体が健康になったことです。
最初は腕立て伏せが1回もできず、腹筋や背筋もあまりできなくて、正直身体を動かすのはめんどくさいことだと思っていました。
でも、ベンジャミン学校に入学してからは、毎週記録をつけて記録が伸びたら嬉しかったりして、前よりも身体を動かすのが好きになりました。
また、前から発表なども嫌いではありませんでしたが、ベンジャミン学校でもっと物事を前向きに考えられるようになり、自分の意見を学校などでも進んで発言できるようになったと感じています。
今では自分の考えをほかの人に知ってもらえるってすごく楽しいし、いいなと思います!!」

 

子供や若者の成長を社会全体で支えるのが理想とされながらも現実にはなかなか難しい現代。茉莉香さんの成長に地元の多くの方々が関わって応援しているベンジャミンプロジェクトに希望が見えます。

日本ベンジャミン人間性英才学校は、人間性を回復して人として大きく成長できるスゴイ学校!

日本ベンジャミン人間性英才学校(校長 品川玲子)九州学習館の木庭大晴(15)君

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ベンジャミン学校と出会う前の木庭大晴君は、もの静かで人前に出るのが苦手な目立たない子でした。母親の勧めで知った日本ベンジャミン人間性英才学校は、もっと積極的で活発な性格になりたかった大晴君の興味を引きました。様々な体験活動やプロジェクトで自分の夢を設計できる1年課程だという点に惹かれて勇気を出し、入学予定だった高校を1年休学することを決め、今年4月、日本ベンジャミン人間性英才学校1期生として入学しました。

 

大晴君は、ベンジャミン学校入学後に大きく変わった点が2つあると話してくれました。
「昔の自分とくらべて変わった点が2つあります。1つ目は、よくしゃべるようになったことです。
昔は人前でしゃべるのが苦手で大変でしたが、ベンジャミン学校に入学してからは、
友達とたくさん話をするうちに、うまく話せるようになりました。
2つ目は、行動力がついたことです。前はやりたいと思ったことをただ考えているだけだったのですが、ベンジャミン学校の脳教育プログラムをしながら何度も自分のことを見つめ直す機会があり、自分がどう動いているのかがわかるようになりました。そのおかげで今は、考えるだけでなく、実践できるようになりました」

 

大晴君は今年5月、韓国から出発して日本で終えた「日韓共同徒歩プロジェクト」をやり遂げ、多くの変化を経験しました。20日間、日本と韓国の友人と一緒に暑い日差しを浴びながら歩き、雨が降ればカッパを着て歩き、毎日朝から晩まで歩きながら多くの友人たちと交流し、どんどん活発になっていきました。日本で歩いた時には真っ先に韓国の友人に道案内をして自信がつき、リーダーシップを発揮しました。

 

 

また、8月2日にニューヨークで開催された第11回国際ブレインHSPオリンピアード大会に参加してブレインウィンドウ部門(高等感覚認知能力=視覚が遮られた状態で物を認知する能力を評価する部門)で優秀賞を受賞し、8月4日に行われた「地球市民青少年リーダーシップキャンプ」では、日本代表として5月に行った「日韓共同徒歩プロジェクト」の成果を発表するなど、ベンジャミン学校1期生として様々な活動を行っています。

 

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大晴君は「ベンジャミン学校に入学してから、性格が明るく活発になりました。これからも自分のことだけ考える人間ではなく、相手の気持ちを察することができる、人の役に立つ人間になりたいです。ベンジャミン学校は、人間性を回復して人として大きく成長できる学校だと思います。また、子供が好きなので、今後、こども脳教育講師の資格も取りたいです。子供たちが明るく元気に育つように、そしてその子供たちがベンジャミン学校の後輩になって夢を見つけられるように手伝いたいです」と、自らの夢を語りました。

ベンジャミンプロジェクト「関西即興ディベート大会」に決勝進出!

5月15日、立命館大学大阪いばらきキャンパスで行われた「関西即興ディベート大会」に

日本ベンジャミン人間性英才学校1期生の阿部祐也君(15)が参加しました。

 

参加者24人中21人が大学生という中で勝ち抜き、決勝まで進出しました。

日本ベンジャミン学校1期の阿部祐也君
日本ベンジャミン学校1期の阿部祐也君

阿部君は、自分で計画したベンジャミンプロジェクト(世に役立つプロジェクトを自分で企画・運営・完成させる創造的プロジェクト)を実行するために、インターネット上でディベートに関する情報を探し、ディベートとは何なのかを直接体験したくて大会に参加することになりました。

 

自分一人で決め、準備から大会参加まで一人で行った阿部君は、「大学生と一緒だからレベルが高かった。その中でディベートできたことが良い経験になった。僅差で優勝を逃したことが残念」と感想を述べました。

 

(写真出展: 関西 ディベート コレクション https://twitter.com/Deb_colle)

 

 

ソ・ヒョクジュン成長ストーリー~テグ学習館

私は、この1年間、人とは違う道を歩みました。自分のプロジェクトを進め、複数のメンターに会い、自分を愛する力と弘益という偉大な価値観を育ててきました。それとともに私をこんなに成長させてくれたベンジャミン人間性英才学校を世間に伝えて教育変革の波を起こしたいと思いました。そんな風に考えていたところ、学習館の教育部長が、慶山女子高校で私の夢について講演してみないかと提案してくださいました。私は、この講演が大事なチャンスだと思い、ためらうことなく「やります」と言いました。発表内容は以下の通りです。

 

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中学生の頃、頑張って勉強して良い高校に入学しなさいという親の願いや先生の期待がありました。それで私は勉強をする目的もはっきりしないまま、ただ良い高校に入らなきゃならないという不安から一生懸命勉強し、私立高校に合格しました。

 

私立高校に合格すると、入学前の冬休みのあいだ高校で授業を聞くのですが、内容がどんどん難しくなっていき、生徒同士で予習しながら友達は競争相手だと感じるようになりました。友達が勉強すると、私は不必要にストレスを受け、不安になって自分で自分の首を締めているようでした。

 

そんな私を、ベンジャミン人間性英才学校は、息詰まるような日々から解放してくれました。実は最初はためらいました。人より1年遅れて出発するような気がするし、人々が行かない道をあえて回り道しているんじゃないかという心配や恐れがあったからです。でも、あるとき「こんなに競争しながら生きていって私は幸せになれるのだろうか?」という疑問が頭の中をグルグル回って涙が溢れました。

 

そうしてひとしきり泣いて、普通の高校生が行かない道を堂々と進んで必ず幸せになると固く誓いました。ベンジャミン人間性英才学校に入学してから、他の学校では聞いたことがなかった「人格完成」という目標を私の胸に刻み、自分を成長させ発展させられるベンジャミンプロジェクトを進めました。それをしながら自分が「変化している」と感じることができました。

 

私のベンジャミンプロジェクトのテーマは「極限体験」です。怖がりで、選択するときに怖くてためらう自分を変えるのが目的でした。いろんな体験をした中で一番印象深く、私を大きく変えた挑戦はバンジージャンプでした。バンジージャンプをするためにエレベーターで上がりながら「本当にできるんだろうか? 今からでもあきらめようか?」と恐れが出てきて、また妥協しようとしている自分が見えました。

 

ジャンプ台に立って呼吸を整えました。このバンジージャンプをすることで、怖がりの自分を捨てて生まれ変わると自分に誓いました。そうして一歩踏み出した瞬間、私はさなぎから蝶になって飛び立ちました。もう怖がらずに選択したことをすぐに実行する力が生まれました。

 

この他にもマラソン、ハルラサン登山、バックパックの旅など、いくつかのプロジェクトを進めながら、いつも選択の瞬間に怖がっていた自分を変えて成長することができました。

 

最近、もう半分が過ぎたこの大事な1年の残りの時間をどんな風に送ろうかと考えてみました。残り6か月間、ベンジャミン人間性英才学校を世に知らしめ、青少年が人間性を回復して人生において貴重な経験ができるように手伝いたいと思いました。入学前に感じる不安や焦りがよく分かるから、夢を探す1年を過ごすことは人より遅れて行くのではなくむしろ早く行くことだし、回り道をするのではなく新たな自分の道を創造していくことだと伝えたいです。

 

人生を変える1年は自分探しの旅だと思います。旅をしながらいろんな障害物にも出会い、大変な経験もしますが、旅の途中で出会う多くの障害を乗り越えて得た経験は、私の心の中で幸せを創り出し、また新たなことに挑戦するようになるからです。

 

私がベンジャミン学校に通ったことは人生での大きな変化だと思って今後も自分の道を歩みながら世界に弘益し感謝する人生を生きていきます。ありがとうございました。

 

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講演前に、疲れて居眠りする生徒をたくさん見ました。でも、講演を始めると皆、私の話を熱心に聞いてくれました。私の話に共感してくれて一緒に笑いながら5分という短い時間が過ぎました。生徒たちの注目を集めるために舞台で堂々とベンジャミン体操12段である逆立ち歩きを披露しましたが、その瞬間が私にはまた一つの大きなチャレンジでした。

 

講演が終わると、ある生徒が私のところにやってきて自分の夢や進路の悩みを話し出すなんてこともありました。

 

実は、初めはうまくできるだろうかとか「僕の話に人が共感して感動するだろうか?」と心配していました。でも、舞台に上がってからは、「この時間とこの講堂をさらってしまえ!」と思って本気を出して自分の話を展開しました。

 

講演が終わった後、6か月間ベンジャミン人間性英才学校に通いながら感じたことを同年代の子たちに話せてとても感謝しました。これからも私が願う明るい世界を作るために頑張って活動し、私が感じた夢と希望を伝えたいです。

夢を伝える人になりたい

[コリアンスピリット新聞・ブレインメディア共同企画] 幸せな人間性英才の夢さがしプロジェクト第6弾-ユック・ドンヒョン

「実は1期生入学の時に、母からベンジャミン学校を勧められました。その時は体調もすぐれず、代替学校(フリースクール)に対する否定的な目で見て選択することができませんでした。1期生の成長ストーリーを『本当かな?』と疑ったりもしました。でも、2期生として入学し、活動してみると『1期生の変化が本当だったんだ!』と思います」

「一瞬の選択が人生を左右する」という言葉は嘘ではないようだ。ユック・ドンヒョン(18) にとってベンジャミン人間性英才学校(校長 キム・ナオク、以下 ベンジャミン学校)の入学は、人生の基盤となる夢や希望を探すきっかけになった。

 

▲ ベンジャミン人間性英才学校2期生 江南学習館 ユック・ドンヒョン [写真=イ・ヒョソン記者]
▲ ベンジャミン人間性英才学校2期生 江南学習館 ユック・ドンヒョン [写真=イ・ヒョソン記者]
目標もなく勉強するばかりの学校生活に嫌気がさしていた頃だった。ユック・ドンヒョンがベンジャミン学校2期生として入学を決めたのは、人間性キャンプに参加してマイクインパクトのハン・ドンホン代表のメンター講義を聞いたからだった。「勉強は、価値あることを見つけたときにしても遅くない」というハン代表の言葉が彼の胸を突いた。

 

「大学も一浪、二浪するのに、高校の1年ぐらい人生のために投資してもいいと思いました。机の前に座って義務的に勉強したからって答えが出るわけでもないじゃないですか。大事なのは、ワクワクするようなことを見つけることです。ベンジャミン学校に来て良かったと思うのは、私が自由に使える時間が多いことです。何をするか自分で悩んで計画して実行する、そのすべてを自己主導的に行える環境に出会ったのです」

 

ユック・ドンヒョンは、ベンジャミン学校に入学してからというもの、1日が1か月に思えるほど忙しい毎日を送った。3月からバイト、ディフューザー販売プロジェクト、ラブハンズ・ツアー(天安、大邱、釜山)、マラソン大会、マイクインパクト ハン・ドンホンのスペック超越メンタースクール、青年ユニオン(労働組合)など、様々な活動に挑戦した。主人意識で主体的に動けば動くほど活動を通じて感じることや学ぶことも多かった。

 

▲ ユック・ドンヒョンは、ラブハンズ(写真上)、ディフューザー販売プロジェクト(写真下) など、様々な活動にチャレンジしながら成長した。[写真=ユック・ドンヒョン提供]
▲ ユック・ドンヒョンは、ラブハンズ(写真上)、ディフューザー販売プロジェクト(写真下) など、様々な活動にチャレンジしながら成長した。[写真=ユック・ドンヒョン提供]

「ベンジャミン学校に来てから誠実になりました。私の最大の欠点が三日坊主でしたが、雨が降っても体調が悪くても、時刻もせずに毎日バイト先に行っています。朝9時に学校へ行くのも面倒くさいと思っていた私がマラソン大会のために早朝5時に起きて練習し、日記も毎日書いています。体力もついて性格も明るくなり、忍耐強くなりました」

 

ベンジャミン学校の友だちと一緒に行なったディフューザー販売プロジェクトで、彼はリーダーシップを発揮した。プロジェクト企画から資金の準備、ディフューザーの材料や販売市場の調査、日程管理など、何から何まで責任を持ってチームを導いた。経営コンサルティングに関心があり、一度プロジェクトを運営してみたかったという。

 

「美術の才能がある友だちが、どうやって売ればいいか分からないと言うので一緒にプロジェクトを始めることになりました。韓国ではディフューザーが高いので低価格のディフューザーを作ってみようと思いました。プロジェクトのために私のバイト代60万ウォンを全部つぎ込みました。材料のリサーチに200~300カ所は行ってみました。私たちを信じて買ってくれたので、収益金は社会に還元したいと思います。アフリカの子供たちに毎月6万ウォンのチャイルドスポンサーを10カ月間しようと思っています」

▲ メンターのハン・ドンホン(マイクインパクト代表・写真左)とユック・ドンヒョン(写真右) [写真=ユック・ドンヒョン 提供]
▲ メンターのハン・ドンホン(マイクインパクト代表・写真左)とユック・ドンヒョン(写真右) [写真=ユック・ドンヒョン 提供]
ユック・ドンヒョンは、様々な活動に挑戦しながら自分の夢を探した。9月には「マイクインパクト ハン・ドンホンのスペック超越メンタースクール」に合格し、最年少教育生になった。3カ月の教育を通じて講演企画者としての才能を開花させノウハウを学んでいくつもりだ。

「運良く人間性キャンプのメンター特別講義で出会ったハン・ドンホン代表が私のメンターになってくださいました。ハン・ドンホン代表のように私も多くの青少年に夢を伝える人になりたいです。ベンジャミン学校を通じて私が成長し、ワクワクするようなことを見つけたように、講演をきっかけに人々が希望を見つけてくれたらいいなと思います」

彼は 「1年後に後悔しないようにしよう。与えられた時間を満足いくように過ごそうというマインドで今までやってきた。残りの期間も引き続き新たなことに挑戦し、また別の成長ポイントを探していく」とし、「私の夢は講演企画者なので、11月には自分の力でトークショーをやってみたい」と今後の抱負を述べた。