2015日韓グローバル人間性英才キャンプ

2015年12月26日~30日、平和の島・済州で「2015日韓グローバル人間性英才キャンプ」が行われました。

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本キャンプには、韓国ベンジャミン学校の在校生と2016年に設立を控えた日本ベンジャミン学校の入学予定者など日韓の青少年約40人が参加しました。

「地球経営宣言文」から始まった今回のキャンプでは、レクリエーション、体力鍛錬、済州オルレ体験、メンターのスペシャル講義、未来教育ディスカッション、日韓青少年未来教育フォーラム参加及び発表、ベンジャミン人間性英才学校キム・ナオク校長の講演など様々なプログラムが行われ、活発な文化交流とグローバル人間性英才の養成が始まりました。

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また、12月29日に開催された 「日韓青少年未来教育フォーラム」では

ベンジャミン人間性英才学校キム・ナオク校長の招待講演に続いてパフォーマンスを披露し、参加者に感動をプレゼントしました。

 

日韓の生徒たちは、国境を越えて「私たちは友だち」という内容の平和祈願パフォーマンスを披露し、「私は地球市民意識で連帯して社会と地球を治癒し、人類平和と地球環境の回復を実現せんとする地球市民運動に積極的に参加することを宣言します」という地球経営宣言文を日本語と韓国語で朗読しました。

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感動のフォーラム会場は、済州KBSニュースにも報道され、参加したキム・ヒヨン済州特別自治道議員は「ベンジャミン学校は、校舎も宿題もテストもない学校で、青少年が進むべき道を見せてくれています。夢と希望を持って力強くチャレンジしていってほしいと思います」と祝辞で激励しました。

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会社員からパイロットに~オ・ヒョノ メンター トークコンサート

知識ではない人生の知恵を与えてロールモデルとなるメンターは、青少年に非常に大きな影響を与えます。教授、弁護士、CEO、芸術家など生徒たちが進路を探索できるような専門メンターだけでなく、人間性を育てるメンター、チャレンジ意識を目覚めさせてくれるメンターなど、約1,000名の様々な分野のメンターを通して生徒のチャレンジをサポートする代替学校があります。

 

高校初の完全自由学年制であるベンジャミン人間性英才学校は、自分の人生に変化を願う青少年に希望と勇気を与える特別な講演を開催しました。

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ベンジャミン学校は15日午後2時、韓国・忠清南道の天安国学院1階大講堂で「脳活用の達人」オ・ヒョノ氏を招待し、メンタートークコンサートを開催しました。 大学修学能力試験の7等級(全9等級、最高は1等級)から海兵隊(陸軍の特殊部隊、特に厳しいことで有名)、ヒマラヤ登頂など限界に挑戦したオ・ヒョノ メンターが、サムスンを退社してブッシュパイロットになったり、人とは違う選択をした理由を青少年に伝える講演と、メンターとメンティの疏通する時間が用意されました。

この日のトークコンサートでは、メンターとメンティの強いつながりが見られる公演が行われました。メンターを歓迎するベンジャミン学校のメンティの歌とダンスで前座が行われました。また、歌手でメンターのユン・ソンギ氏(ロックバンド・ヒューマンレースの元ボーカル)と後天性視覚障害を克服した演歌歌手でメンターのオハラ氏の公演、その他、様々な分野のメンターの応援がありました。この日、全国から約750名の青少年と保護者が集まりました。

▲ オ・ヒョノメンターのコンサートに全国から約750名の青少年と保護者が参加した。

「道なき道を行く」 時間と空間をデザインするチャレンジャーから青少年たちへ

オ・ヒョノ メンターは自身を普通以下だったと言います。大学修学能力試験は7等級で成績も悪く、夢も熱情もなかった無気力な人生を変えようと自分のプロジェクトを決め、すぐに自分の環境を変えました。海兵隊志願を皮切りに自転車で全国を一周し限界に挑戦しました。

ヒマラヤのテントピーク(タルプ・チュリ) 5、665m 登頂、ベロビーチのトライアスロン完走、サハラ砂漠 250km マラソン完走、45カ国世界一周、英語仏語2カ国語通訳など。一般に簡単にはできないことを選択し、行動に移しました。以後、サムスン電子の中東地域戦略を企画するマーケティングチーム長としての安定した暮らしを蹴ってパイロットに挑戦し、夢を成し遂げました。辛い挑戦過程で絶えず自分に肯定の情報を与え、挑戦の成功だけでなく失敗を通じて学んでいきました。

オ・ヒョノ メンターは「人がするなと言うこと、自分がやったことのないこと、難しいと言うことをやってみると、それまで自分が見つけられなかった潜在能力が見つかる。夢は誰でも見るけど行動は誰もがするのではない。やりたいことがあれば今すぐ始めよう。 自分がやりたいことができる所に行って、自分がやりたいことをしている人々と出会ってください。思いもよらない方法が出てくる」とアドバイスしました。

この行事を主催したベンジャミン学校が最も大切にしていることは、脳活用の法則(BOS、 Brain Operating System)だ。脳活用の法則BOSには、「しっかりしろ(目覚めよ)」「グッドニュースがグッドブレインを作る」「選択すれば成し遂げられる」「時間と空間の主(あるじ)になれ」「環境をデザインせよ」の5つの法則があります。

 

永遠のメンター

オ・ヒョノ メンターは、脳活用の法則を実践した最適なロールモデルとして、今後もベンジャミン学校のメンターとして活躍する予定です。オ・ヒョノ氏は、ベンジャミン学校1期生の時からチャレンジメンターとして活躍したイ・ドンジン氏が縁を結んでくれたメンターです。多くの生徒に限界克服プロジェクトを成功させたイ・ドンジン メンターがアメリカでの活動のために渡米する前に生徒たちのためにオ・ヒョノ メンターに橋を渡してくれました。

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ベンジャミン学校のキム・ナオク校長は「オ・ヒョノ メンターとベンジャミン学校は似ています。ベンジャミン学校を選択したというのは、道なき道を選択したということです。ご両親や先生、世間の誰かが作ってくれた枠ではなく、自分が主になって選択し挑戦しながら、価値ある夢を見つけて人生を設計していくことを学ぶのです。自分の人生を変える運命的な出会いがあります」とメンターの大切さを強調しました。

 

この日、応援のために訪れたメンターグループの中で人間性メンターであるチェ・ヘヨン氏は「メンターでもありますが、ベンジャミン学校2期生、3期生の保護者でもあります。私が行きたい学校でした。ベンジャミン学校で自分の夢を探せないとか幸せでない子供は見たことがありません。私たちが丈夫な根っこになって皆さんが実を結び、花咲けるようにサポートします」と述べました。

 

羅州市からイ・ミョンウクと一緒に参加したジョン・ソンギは「1年を投資して人生を変えられるという思いで、この場で入学志願しました」とし、イ・ミョンウクもベンジャミン人間性英才キャンプに申し込みました。

 

今年の入学予定者であるオ・スヨンは「やりたいことをすぐにする勇気と挑戦し続けるということも尊敬します。私もそんな人になりたいです」と感想を述べました。ソウルから参加したチェ・ウォヌは「私もいつもチャレンジしながらそのチャレンジの中で世間を学び、経験して、オ・ヒョノ メンターのように自分の夢と意志を他の誰かに分かち合いたい」と抱負を明らかにしました。

 

ベンジャミン学校のメンターは、生徒の個別サポートはもちろん、毎月開催されるベンジャミンメンター講演を通じて青少年が自分で人生を設計できるように知恵を与え、勇気づけてくれています。

ある母の手紙「頑張って。ありがとう」~テグ学習館

こんにちは。ベンジャミン人間性英才学校です。
韓国・テグ学習館のある生徒のお母さんが送ってくださった感謝の手紙をお伝えします。

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いつも口数が少なく静かな子、何事ごとにも意欲がないように見え、肩をすくめている子、何か尋ねるとモゴモゴと答える子。
でも、任されたことは黙々とまじめにやり遂げる、思慮深く心温かい子。
ベンジャミン学校入学前の息子のことです。

幼い頃からこうだったのではありません。活発で面白く、いつも好奇心旺盛で質問が多い子でした。

そんな息子がこれほど変わってしまったのは、おそらく私たち夫婦の葛藤の中でショックを受けてからではないかと思い、いつも申し訳なさを感じていました。心の扉を閉ざし、必要なことしか話してくれませんでした。

昨年、息子がベンジャミン人間性英才学校の説明会から帰ってきて「お母さん、入学願書を書いてきたよ」と言ったとき、本当に驚きました。私が、知人から聞いていたベンジャミン学校の当事者になるとは思いもしませんでした。

夢を探したい息子をサポートすることにしましたが、父親がものすごく反対しました。結局、 「おまえの好きにしろ」と言われ、なんとか入学したベンジャミン人間性英才学校。

3月、息子は今まで大変だった学校生活の償いを受けるかのように、たくさん寝ました。もちろん日本語勉強、ハーモニカ独学、卓球、週1回の清掃アルバイトもしましたが、父親の目にはいつも寝ている息子の姿だけが見えたようです。その度に、まだ始まったばかりだから見守りましょうと言いながら、父親にこらえてもらいました。

私も心配しないわけではありませんでしたが、本人が一番大変だということが分かるので待つしかありませんでした。それで傷ついた子供の心が少しでも回復できればと思いました。

だから、私が変わらなきゃいけないと思いました。夫と息子と娘の良いところをほめて、ありがとうと言い始めました。そんな小さな実践が家族を少しずつ変えていきました。何も手伝ってくれなかった夫が私を手伝ってくれる回数が増え、子供たちもとても柔らかくなりました。

7月中旬、息子がくれた一通の手紙。

「お母さん、いつも僕がすることをサポートして励ましてくれて、ありがとう。 夢を探しているけど、うまくいきません。でも、見つけたい。それが、ベンジャミン人間性英才学校に来た理由だから。もうちょっと待ってください」

私はただ泣いてしまいました。一人ですごく悩んで、夢を探すために頑張っていることに、ただただ感謝でした。
「もちろん、お母さんは待ってる。待っててあげるよ。頑張って。ありがとう。愛してる」
2週間後、息子は画家のメンターを訪ね、自分が失敗した絵を2回も蘇らせてくれる魔法のような能力に魅了され、絵を描くことに集中しています。

ベンジャミン人間性英才学校のすべての先生がそうであるように、メンターは息子の長所と短所を正確に見て、自己肯定感を育てるためにいつも失敗の怖さを成功体験に転換し、否定的な言葉を使った時も怒るのではなく自分で気づくようにし、自分がどれほど大切な存在なのかを教えてくれます。

また、息子の誠実さと責任感が大きく活かされることがあるよと、いつも励ましてくださる担任の先生。言葉数がとても増えたと、母である私より息子の面倒をよく見てくださり、ひたすら生徒たちの成長のために悩んでいらっしゃる先生。実際に友達が、息子と先生を見て、母親と息子のようだと言ったそうです。

済州島地球市民キャンプから戻ると、さらに成長していました!
漢拏山(ハルラサン)登山、長距離歩行などから学んだと、こう言うのです。「お母さん、人間にはできないことはないよ」。本当に胸が一杯になりました。体験の中で分かったことだから限界にぶつかるたびにこの経験と教訓を使うと思います。

そして、息子が助けを求める時に、快く手伝ってくれるベンジャミン人間性英才学校の友達全員に感謝します。

息子はまだ至らない点も多く、実践できないこともたくさんあります。その度に私は自分を振り返ってみます。私も目標を立てて実践しようとしても、できない時がよくあります。
息子をベンジャミン人間性英才学校に行かせなかったら、私たち家族が自分自身を省察することがあっただろうかと思います。ただ感謝するばかりです。

ベンジャミン人間性英才学校からもらった愛が、息子をより心の広い人間へと成長させているようです。ベンジャミン人間性英才学校の友達と先生、メンターに感謝します。 これしか言葉が見つからないのが残念です。

そして、ゆっくりでも少しずつ成長している素敵な私の息子、ありがとう。 愛してるよ。

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