日本ベンジャミン人間性英才学校1期生は全国から生徒が集まっています。沖縄の荻田紘三君(16)は、三重県志摩市で行われる中央ワークショップに参加するため、他の生徒より少し長い旅をしている、素敵なプロセスを踏んでいます。
「入学してからベンジャミン体操12段をほぼ毎日やって筋力がつきました。最初は『ムリだ』とか『疲れた』とか言ったりしたこともありましたが、それでも続けているうちに、最近は『できそう!』と言えるようになりました。そして、自分の人間性が明るくポジティブになったことが一番大きな変化です」と話す荻田君。経済の勉強と小説を書くという2つのプロジェクトを進行しながら独自の世界を広げています。
テレビで経済専門家の話を聞いて経済に興味を持つようになった荻田君は、オンラインメンター授業で経済に関する勉強を個別に行っています。内容が難しいものの、荻田君は16歳とは思えないほどの専門知識をすでに習得したのか、メンターからの株に関する質問や株価予想の質問にも、しっかりとした答えと解析をするなど、大人の対話ができています。メンターはそんな荻田君に、優秀な人だと言い、経済だけではなく公認会計士が将来の夢である荻田君の進路から人間性の面まで幅広くメンタリングをしています。
荻田君のもうひとつのプロジェクトは小説。単なる小説ではなく、ホラー小説を書きたいとか。ホラーを選んだことには特別な理由があります。一番の理由はもちろんホラーが好きで、大衆にも人気があるからですが、もうひとつ深い理由があります。ホラーは社会問題などを扱う芸術ジャンルでもありますので、貧困、差別、人間性喪失などの現代の現実をホラーというツールを通して証明したいと言います。
公認会計士になるための進学計画も明確にもっている荻田君は、2年後からは株を始める計画です。彼の充実した一日一日で作られる未来が楽しみです。