シャイで人と話したり、目立ったりするのが苦手だった松本彩人(16)君は、日本ベンジャミン人間性英才学校に入学して自分の中に眠っていた本当の自分と向き合えたと言います。その変化は入学前から始まっていたそうです。日本校入学式の1カ月前に韓国で行われた国際入学式とキャンプに参加した時に、個性の強い明るい仲間たちと交流したのがそのきっかけ。そのとき彩人君は、小さい頃はもっと明るくて誰とでも話せて、自分らしさを出せていたと思い出しました。成長するにつれていつの間にか自分らしさを自分で押さえつけてしまっていたんだと気付いたそうです。キャンプで彩人君が友だちに「トランプをして遊ぼう」と声をかけたことが「親の会」で話題になり、感動して涙を流す人もいました。
その後の変化について彩人君は、
「自分の中から力が湧いてくるような感覚でした。特に良いことがあった訳ではないのですが、なぜかすごく心が軽い感じでした。頭が冴えているような気がして、その後、学校の授業にも集中できました。たぶんベンジャミン学校の友達の良い影響を受けて自分で押さえつけていた自分らしさがちょっと解放されて、締め付けられていた心が楽になったのだと思います」と語りました。
この学校なら今までとは違う自分になれると思って入学を決めた彩人君は、積極的に様々な体験をしています。自分のベンジャミンプロジェクトで岐阜から三重まで自転車で旅をし、いろんな人に出会って活発に動くことで脳が目覚め、恥ずかしさを自然に忘れる状態まで体験しました。
そして中央ワークショップで、生徒たちとグループで街に出て健康法を伝えるボランティアをした時の輝く自分の変化を彩人君はこう語ります。
「出会った人に自分から積極的に働きかけられました。無理して行動していた訳ではないんです。小さい頃の誰とでも積極的にしゃべっていた、恥ずかしさなどなかった自分に、そのとき戻っていました。これが人間性回復なんだなと実感しました。そんな自分に戻してくれたベンジャミン学校に感謝します」