2022年度 第2回 中央ワークショップ開催

「ベンジャミンの地球経営JOURNEY(旅)!」をテーマに第2回中央ワークショップを開催しました。

2022年8月26~28日 2泊3日、新大阪学習館で開催。

その時の様子をご紹介します。

Youtubeでも公開中(3:53)

 

1日目は、グローバルリーダーとして世界を知るために、世界の料理を作ることに挑戦しました。選んだのはメキシコ料理、イラン料理、ウクライナ料理。そして、大阪に因んでたこ焼き作りも行いました。生徒からは「自分が作る料理を決めて買い出しに行ったり、食材を無駄にしないように分け合ったり協力してできたのが良かった」「みんなで協力して作った経験が楽しかった」と声がありました。

食後は、品川校長から地球経営についての講義を受け、2日目の京都市内でのSDGsを探す活動のための準備を行いました。

京都市内では、いのちの森で生き物に関するSDGsを探し、クーラーも扇風機もない時代の夏を涼しく過ごすための工夫が詰め込まれたサステナブルな京町家の見学、また京都市内を散策しながら文化遺産・自然遺産について考えるきっかけになりました。

最終日には、今回の活動をまとめて一人ひとり発表するミッションのため、在校生がよく発表できるように3人の卒業生が現在行っている地球市民活動や学校での活動について発表し、手本を見せました。卒業生のアドバイスをもらいながら在校生は発表の準備をし、「自分の地域文化のことを伝え、地元に誇りをもって地元愛を広げて地球を愛する。」「いろんな国の人と関わってみんなで明るく笑顔の溢れる地球にしたい」「人間だけが過ごしやすくするのではなく、悪化していく環境や植物のことも考えた生活を送る」「将来は、木、竹、石、苔、井草、粘土などを使った全て自然でできた家を作りたい」と目標を立てて発表を行いました。

そして、これら目標を成し遂げる力をだすための板割りを行いました。「本当の自分を取り戻せた」「今までで一番気合が入った!」といった感想があり、これから地球経営できるグローバルリーダーへのまた一歩近づきました。

自分の限界を超えることで、心の壁も越えられる!

4 期生の槇本光太朗( まきもと こうたろう)君が、三重県で行われた日韓徒歩横断プロジェクトの日本での行程に参加しました。このプロジェクトは、日本と韓国の生徒が地球市民として心を合わせて自分の限界を超えていく、ベンジャミン人間性英才学校の伝統のひとつです。

5月13日〜15日の3日間で86㎞もの距離を歩き抜いた光太朗君に体験談を聞いてみましょう。「ベンジャミン学校に入学してから周りに変わったと言われても、何かしっくり来ませんでした。今回は自分が納得できる成長がしたくて参加しました。

実はここ数年引きこもっていたので、人間関係が苦手になっていました。また全く運動もしていなかったので、参加する前はゴールできるか不安でした。全く知らない人(韓国の生徒)と数日過ごす事も徒歩で旅をすることも、両方大きな挑戦でした。 苦手になっていた人間関係は、自分がなぜ参加したのか続けて自問自答して、言葉が通じなくても皆と向きあおうと続けて努力しました。また2 日目、雨の中で道に迷いながら峠を越えたことは、足への負担も大きく特に辛かったです。皆も足が痛いのに互いに励ましているのに感化され、なんとか頑張ってゴールまでたどり着くことが出来ました。

今回のプロジェクトに参加して、身体的にも精神的にも自分の限界を超えられたのが一番うれしいです。 またプロジェクトを通して人との疎通がよく出来るようになり、バイトでお客さんとイキイキと話せるようになり、家族との会話で笑顔になることも増えました。また生活リズムやスケジュール管理などもプロジェクトを通して良く出来るようになったと思います」

 

ベンジャミン学校では、このようにプロジェクトを通して、生徒が自分で成長していけるようなカリキュラムを準備しております。与えられた知識ではなく、生きた経験から知恵を得て育っていくのです。本校の人間性英才教育について、詳しくはHPをご覧ください。