日韓オンラインワークショップ開催

2021年6月23日、日本と韓国のベンジャミン人間性英才学校の合同ワークショップがオンラインで開催されました。

ワークショップは、韓国のキムナオク校長、日本の品川玲子校長の挨拶から始まりました。

日韓交流の時間は、日本の久保佑太くん、韓国のキムチェリンさんが司会を務め進行しました。お互いに言葉は通じませんが、心が通じ合いよく進行しました。

 

 

レクリエーションでは、生徒は事前に紙に韓国語と日本語でクイズの問題を準備し、カメラを通してお互いに問題を出し合い、また答えは、チャットに入力して答えるため、全員が熱くカメラに向かって参加している姿が見られました。

また次に、成長ストーリーの発表では、日本から2名が発表しました。金澤彩月さんは、自分の内面が成長したことで家庭や学校での人間関係が良くなったこと、また今後もよりよく人間関係を築いていきたいことを話しました。増井菜奈美さんは、入学後、人前での発表ができるようになったことを発表し、また今回挑戦として韓国語で歌も歌いました。これには韓国の生徒も大喜びでした。

今回のワークショップには、韓国、日本の卒業生がそれぞれ1名ずつ参加してくださり、日本の1期卒業生の木庭大晴くんは、日本語と韓国語の両方で挨拶をされ、在校生に激励を送ってくださいました。

 

最後に、日韓共同プロジェクトの発表が行われ、日本からは二宮空さんが、文化多様性を取り上げ、食や音楽、語学といった文化をVlogで発信することで、お互いの文化を知り、理解し、尊重し合える地球市民意識、グローバルリーダーとしての力を養うことを提案しました。また韓国からは、ジョンジウォンさんが地球環境を取り上げ、脱プラスティックのアクションを提案しました。日韓の生徒はこれら2つのプロジェクトに共同で取り組んでいきます。

ベンジャミン学校4期生入学式と3期生卒業式~自己肯定感や夢の実現をサポートする脳教育系オルタナティブスクール 

日本ベンジャミン人間性英才学校は4月7日、三重県志摩市にて4期生の入学式と3期生の卒業式を同時に行います。 

 

日本ベンジャミン人間性英才学校は、脳教育を本格的に取り入れたオルタナティブスクールです。生徒の主体性を重視し、自己肯定感を高める教育を行っています。 生徒が自ら企画する「ベンジャミンプロジェクト」を通して、成長や夢の実現を後押し。生徒一人一人が抱える課題や悩みに寄り添い、脳教育を活用して自ら解決できるよう、サポートしています。 


また、「社会を学び舎に成長する」というコンセプトのもと、ボランティア活動などの社会体験を通して生徒を成長へと導きます。実社会で活躍する様々な分野のスペシャリストを「メンター」として任命し、支援やコンサルティングを行っています。
 このほか、生徒が参加できる国際交流イベントも随時開催。全国各地の学習館での「脳教育授業」、自宅で受講できる「オンライン授業」も提供しています。 

 

今回卒業する3期生は在学中に、それぞれの夢の実現に向けて、様々なプロジェクトを企画し、挑戦しました。例えば、シンガーソングライターを志望する生徒は自作の歌の発表会を行い、国連で働くことを希望する生徒は環境保護活動やプレゼンテーション・コンテストへの参加を通して「地球市民」という考え方を大勢の人たちにシェアしました。 の脳教育プログラムにより、行動力や集中力が高まったことで、スポーツ大会などで優秀な成績をおさめることができた生徒もいます。ふだん通う一般の学校で成績がアップしたり、生徒会長に選ばれてリーダシップを発揮したり、一人一人がいろいろな形で成長を遂げました。 


一般の学校では、学校や教師から与えられた課題をこなすことが中心になりがちです。日本ベンジャミン人間性英才学校では、「何をやるか」を自ら考え、行動していきます。それによって、自分が決めて行動していく喜びを味わうことができます。この喜びが勉強やスポーツなどのモチベーション向上につながります。
 には、高校や大学などを休学して入学する「完全自由学年制」と、学校に通いながら入学する「学校在学制」の2つのコースがあります。入学生は、随時募集しています。 


日本ベンジャミン人間性英才学校4期生入学式及び3期生卒業式


日時:4月7日(日) 14:00~16:00

場所:ILCHI HSP 伊勢研修院
   三重県志摩市浜島町迫子864-140 

目まぐるしい成長を遂げた日本ベンジャミン人間性英才学校1期生が卒業!生徒が成長ストーリーを発表

日本ベンジャミン人間性英才学校1期生卒業式と2期生入学式が4月2日、三重県志摩市の地球市民研修センターにて行われました。ベンジャミン学校とベンジャミンギャップイヤー、ベンジャミンジュニアの卒業生と新入生、保護者、メンター、そしてベンジャミン学校を応援する人々など、約160名が出席しました。

その中で、卒業生が成長ストーリーと感謝のメッセージを述べました。ベンジャミン学校の木庭大晴君は「僕はこの1年間で、体はHSP12段(逆立ち歩き)ができるほど筋力がつき、心はポジティブに明るく成長しました。入学前はガリガリで何もやる気がなく、何かトゲトゲした言葉を言われたり、失敗するとすぐにダメだと思って自分のカラに閉じこもってしまって自信がなくてネガティブでした。しかし、ベンジャミン学校に入学して本当に変わって、毎日コツコツHSP12段を練習するようになってだんだん筋力がついたり、自分で計画したプロジェクトを毎日やって達成できるようになり、本当に自信がつきました。国際プロジェクトでは言葉の壁を超えて通じ合うことができ、喜びや感動が、ベンジャミン学校の1年間で宝物になりました。入学したときからは考えられないくらい体もメンタル面も成長して、周りをよく見ることができるようになりました。ベンジャミン学校に通わせてくれたお父さんとお母さん、ここまで成長させてくれたメンターの先生、校長先生、先生方、本当にありがとうございました。僕はこの経験を活かして自分の夢に向かって頑張っていきたいと思います」と発表しました。

ベンジャミンギャップイヤーの吉村卓真さんは「ギャップイヤーの1年を通して自分の人生に対する意識が変わりました。ある人が自分の人生は発明するものだと言っていましたが、この1年でその意味が少しわかりました。1年間を通して2つ大切にしていたことがあります。1つ目は自分自身と周りの人とよく疎通することです。HSP12段などで自分の体と心を鍛えて自分の内面と向き合うことができ、ギャップイヤーの様々な活動を通して積極的に自分から話し表現することで、周りの人とよく疎通できました。そして、感覚が開き、自己省察がよくでき、自己表現ができるようになりました。もう1つ大切にしていたことは写真を撮ることです。あるときふと私には素晴らしい写真を撮る価値があるんじゃないかと思いました。これまで写真に興味もなく、やってみたこともなかったのですが、この1年間ギャップイヤーとベンジャミン学校の活動記録を2,000枚以上撮ってきました。目の前で起きている感動を周りの人やその場にいなかった人にも写真を通して感動していただくことが嬉しくてたくさん撮り続けて1年間、写真のスキルと自分の感性を磨いていきました。そして、私の思いは最終的にフォトコンテストで金賞を取るという形として現実に現れました。自分が発見した価値を1年を通して現実のものにする、そんな自分の可能性を発掘することに、そして自分自身の可能性に感動した1年でした。最初の頃は自分が成長しているのか、いろいろな迷いや葛藤もありましたが、今振り返ると本当に自分が成長し、大きくなったと感じます。これから入学する2期生の皆さんもあきらめずに最後まで頑張ってみてください」と述べました。

ベンジャミンジュニアの久江翔太君は「おじいちゃんに言われてベンジャミンジュニアに入りました。オリンピアードもおじいちゃんに言われて行きました。そこでベンジャミン学校の大晴君や海生君と出会ってすごく学ばせてもらいました。僕はイヤなことからすぐ逃げたり諦めたりしていました。でも、ベンジャミン学校の人たちは会ってすぐに仲良く接してくれてとても心の広い良い人だなと思い、僕もそうなりたいと思いました。HSPスペシャルキャンプに参加したとき、またそこでちょっとイヤなことがあってすぐあきらめて寝てたんですけど、一番小さい1年生の子がいろんなことをあきらめずにずっとやっているのをみて、こんな小さい子ががんばってるのになんで最年長の僕がすぐあきらめて、それでそれをがんばってやってできました。仲間がいるとがんばれるんだってことがわかりました。そして、諦めなくなりました。自然の大きさの中に行くと、とてもポジティブになり、自然が大きくて自分が小さくいることがバカバカしくなりました。ベンジャミンジュニアでの一番の成長や学びは、あきらめないことと、やってみたら必ず成功するということがわかりました。そして、限界にぶつかったときにどのように乗り越えたかというと、ベンジャミン学校の先輩に相談したり、トレーナーにイヤなこととか、家のこととかも話すといつもやさしく接してくれてとてもすっきりするので、よく話していました。そして、自分の夢は消防士です。理由は、消防士は自分の命など放っておいて怖いのに火の中でも人の命を助けるために行って人を助ける姿を見てとてもカッコイイなと思ったので消防士になりたいと思います」と述べました。

また、保護者を代表して高木けいこさんが息子の高木玲生君の参加した2つのプロジェクトについて語りました。「1つ目は、5月にあった20日間約400キロを歩くという日韓徒歩プロジェクトです。一番心配だったのは体のことです。ベンジャミン学校に入る前は、中学はほとんど行くことができず、ほとんど外に出ることができず、運動も何もしていませんでした。私の手の届かないところで、彼は動き始めました。言葉の壁、知らない土地、様々な環境の中で仲間と深い絆が生まれ、たくさんの困難を乗り越えていく姿を大勢の方々が温かい心で見守ってくださっていました。いろんな困難を乗り越えて、無事にゴールできました。私は飛び上がって叫びたい、そんな気持ちで喜びました。また、その道中で生徒は地球市民の署名を集めたり、駅前でダンスをしたり、フリーハグをしたりして、一般の人に話しかけて、日韓の関係がよくなること、そんなことをたくさんしていました。後に息子は、人生でこれ以上ない体験として堂々と発表できるようになりました。そして2つ目、熊本復興支援プロジェクトです。先月、学校の説明会で息子が熊本復興支援プロジェクトの体験談を話すチャンスをいただきました。そのとき息子は現地で初めて凄まじい現状を目の当たりにしたこと、そしてまだまだ支援が必要なのにテレビでも今の状態を流していなくてと声を詰まらせながら涙を堪えて話をしていました。現地の方々が喜んでくださったこと、少しでも自分が役に立てたこと、そんな喜びを感じていたのだと思います。彼の中に人としての良心、世の中を良くすることに役に立ちたい、そんな気持ちが伝わってきました。そして、また先週、地域で行われた卒業ワークショップで彼は、僕は面白くなくて中学3年間ほとんど行かなかった、この下がったモチベーションがたった1年でこんなに取り戻せて明るくなれた自分が嬉しくて、喜びと感謝の気持ちを涙で声を詰まらせながら皆さんの前で堂々と話しました。彼の心から出る言葉にベンジャミン学校に出会えたことに感謝する思いです」と述べました。

引用元・・・Good Brain News

日本ベンジャミン人間性英才学校の1期生23名が卒業へ 4月2日に三重県志摩市で卒業式&2期生の入学式

「日本ベンジャミン人間性英才学校」は4月2日、三重県志摩市浜島町の地球市民研修センターで、第2期生の入学式を行います。併せて、第1期生の卒業式も行い、昨年春に入学した23人が晴れて卒業します。

 

日本ベンジャミン人間性英才学校は、創造力や人間力の育成に特化した新しいタイプの学校として、2016年春に設立されました。「テスト」「成績表」「宿題」「教科授業」「校舎」の5つがない(5無)ことを特徴とし、自由学年制と学校在学制(高校などの学校に通いながら登録する課程)があります。

 

今回卒業する第1期生たちは、1年間という短い教育課程のなかで、さまざまな経験を積み、目まぐるしい成長を遂げました。生徒が自らプロジェクトを企画・運営する「ベンジャミンプロジェクト」では、人々に幸せを与えられる創作活動などを通して、構想力や実行力を高めました。ベンジャミン学校ならではの「メンター特別講義」では、職業観や勤労観を磨き、多くの生徒が将来の進路を決め、具体的な行動を起こし始めました。

 

また、ボランティアなどの社会参加活動プログラムでは、公共性の意識を高め、社会の一員として参画し貢献する姿勢がはぐくまれました。さらに、海外の学生たちとの共同プロジェクトを通して、国際的なコミュニケーション能力を磨きました。今後、「未来人材」としての活躍が期待されます。

 

卒業後に一般の高校に通学する生徒もいますが、ベンジャミン学校に在籍した1年で人生の方向性を見つけ、勉強する意味が分かり、視野を広げることができたため、勉強への意欲や授業内容の吸収力の面でも成果を実感できるものと考えています。

 

2014年に韓国でスタートしたベンジャミン人間性英才学校は、その名のとおり、「人間性英才」の育成を標ぼうしています。人間性英才とは学問だけでなく人間性の面でも秀でた人材という意味で、幸せな脳、夢のある脳を育てる脳教育プログラムがカリキュラムの基盤になっています。様々な教育や体験プログラムを通して、健康(自然治癒力)、人間性、創造性の回復を図ります。

 

こうしたユニークなプログラムは世界各地で注目を集めており2016年秋にはアメリカでも開校しました。2017年は中国にも開校予定です。

 

なお、ベンジャミン学校の「ベンジャミン」は、アメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリン(1706~1790)から取った名前です。アメリカ100ドル札の肖像にもなっているベンジャミン・フランクリンは、人間性英才のモデルとなる人生を送りました。10歳の頃から印刷工として働き、学校には2年しか通いませんでしたが、人生の目的を人格完成に置いて常に自己啓発し、公益のために尽くしました。アメリカで最も尊敬される政治家、そして科学者、発明家、外交官、社会事業家、著述家でもあり、自己啓発の先駆者と言われています。

日本ベンジャミン人間性英才学校 品川玲子校長「日本で新たな教育が始まります」~

日本ベンジャミン人間性英才学校 品川玲子校長「日本で新たな教育が始まります」~
韓国ブレインメディア掲載インタビュー記事より

 

「日本ベンジャミン人間性英才学校は、青少年に夢と希望、自信を取り戻す学校です」

韓国と日本の教育は、いろんな面で似ている。激しい受験戦争、詰め込み式の一般的な教育、
人間性より成績を重視する教育環境・・・。

それが問題だという人は多いが、誰も明快な答えを出せない教育に革新を起こす新たな学校が登場した。
2014年に韓国で開校したベンジャミン人間性英才学校(校長 キム・ナオク、以下 ベンジャミン学校)が
今年4月2日、日本でも開校した。

主なカリキュラムは、1年課程の韓国ベンジャミン学校と同じだ。
異なるのは、日本は完全自由学年制と学校在学制で運営していることだ。
脳教育プログラムをもとに、外国語、運動、芸術、個人プロジェクトなど、
様々な自己啓発や職業体験、社会参加活動を行う。

2日の入学式終了後、日本ベンジャミン人間性英才学校の品川玲子校長に書面で
インタビューを行った。以下は品川校長の一問一答。

品川玲子 日本ベンジャミン学校校長
▲品川玲子 日本ベンジャミン学校校長

 

-韓国は激しい受験戦争、無分別の詰め込み式教育で
多くの子供たちが夢も希望もなく生きている。日本の青少年は?

「日本も韓国と同じです。知識習得型の教育、受験戦争など、
多くのストレスによって青少年が夢や希望、自己肯定感、自信を失っています。

日本青少年研究所の2011年の発表によると、『自分は価値ある人間だ』という項目で
肯定的な回答をした高校生は36%に過ぎませんでした。
政府が2014年に発表した資料でも『自分の将来に明るい希望を持っている』という項目に
肯定的な回答をした青少年は45%でした。

また、文部科学省は小中学校の不登校の児童生徒数が2014年度約12万名になったと発表しました。
前年度より7,000名増加しています。いじめや暴力事件が増加していますが、
それがだんだん低年齢化していることも社会的に大きな問題となっています。

日本でも学校教育や青少年のメンタルヘルスケアが社会問題になっています」

 

-ベンジャミン人間性英才学校が日本で開校することになった理由は?

「日本の学校教育と青少年のメンタルヘルスケアのために新たな選択と希望が必要です。
ベンジャミン学校が脳教育を通して未来の教育の新たな方向性を示せると見ています。

2014年、2015年に開催した第1回、第2回グローバルメンタルヘルスセミナーで脳教育の導入事例を発表しました。
東京と名古屋で開催した2015年の第2回セミナーには、韓国ベンジャミン学校のキム・ナオク校長と生徒を招待し、
ベンジャミン学校の成功事例が紹介されました。その時の参加者たちの熱い反応を見て、ベンジャミン学校が
日本の教育環境でも新たな希望となるという確信を得ました。

11月23日に東京でのセミナー終了後に韓国ベンジャミン学校と一般社団法人地球市民学校がMOU協約を締結しました。
このときから日本ベンジャミン学校の開校準備を本格的に始め、今年4月開校する運びとなりました」

 

-ベンジャミン学校が追求する人材像は?

「ベンジャミン学校が追求する人材は、既存の教育で追求してきた知識や能力の優れた英才ではありません。
人間性の優れた英才、つまり人間性英才です。
これはベンジャミン学校提唱者である李承憲学長(グローバルサイバー大学)のベンジャミン学校建学理念でもあります」

今の時代には、豊かな人間性をもとに、自分一人ではなく皆が共に良くなる弘益の心を持つ人材が
切実に求められています。公的な心で自分の知識や能力を社会と地球に寄与する人、
グローバルな人間性英才の育成がベンジャミン学校の追求する目標です」

 

-ベンジャミン学校の教育課程は?

「ベンジャミン学校では、一般的な学校のような教科授業は行いません。
代わりに、生徒が自分の夢を見つけるための様々な体験やチャレンジ、
自己啓発が1年間の教育課程として構成されています。

その中でも最も重要な課程は『ベンジャミンプロジェクト』です。
自分がやりたい体験や活動を自ら計画して実践する、自己主導型の体験教育です。
必要な場合はメンターのサポートを受けながら、自分が計画したプロジェクトを完成させます。

韓国ベンジャミン学校でもベンジャミンプロジェクトを通して、限界の克服、自信回復、
さらには受け身が習慣づいていた生徒が自主的・積極的な性格に変わった例も多いと聞きます。
ベンジャミンプロジェクトを通して生徒たちは、何をしたときに自分が幸せを感じ、
楽しく思うのかが分かるようになります。生徒の夢と進路を見つけていく大切なステップです」

▲4月2日、日本ベンジャミン学校入学式にて
▲4月2日、日本ベンジャミン学校入学式にて

 

-教育先進国と言われるイギリスにはギャップイヤー、アイルランドにはトランジション・イヤーがある。
ベンジャミン学校のような教育課程が日本ではどのように受け入れられているのか。

「日本でもイギリスのギャップイヤー、アイルランドのトランジション・イヤーは紹介されています。
東京大学は2013年から1年間の特別休学期間を取得できる制度を導入しました。
入学直後の学生が自ら申請して、1年を通してボランティア、インターン、
国際交流などの活動を行うFLY Program(初年次長期自主活動プログラム)です。

ベンジャミン学校は、高校生対象の自由学年制です。日本では新たな試みと言えます。
それほどまだまだ知られていないのですが、日本各地で行われた学校説明会に参加した保護者の反応を見て、
ベンジャミン学校の趣旨に共感する人は多いということが分かりました」

 

-校長から見たベンジャミン学校の特徴、他の学校との違いは?

「自分の価値を見いだし、自分で創造していくプロセスがベンジャミン学校の最高の魅力だと思います。
与えられた環境や評価によって自分の価値が相対的に決められるのではなく、
生徒一人一人が持つ無限の可能性と潜在能力を自分の計画と実践課題及び体験を通して
確認することがベンジャミン学校では可能です」

 

-ベンジャミン学校は、韓国と日本、そして9月にはアメリカでも開校予定と聞いている。
名実相伴う地球市民学校として国際交流の計画は?

「4月22日のアースデイに地球のためのアクションに参加する『地球市民アクション』を準備しており、
日韓のベンジャミン学校の生徒がインターネットを通して共に参加します。
5月には日韓国際プロジェクトとして日韓のベンジャミン学校の生徒たちがチームを組んで
日本縦断・韓国縦断を計画しています。

他にも互いの文化を体験・交流するホームステイ、オンライン交流会、
グローバルリーダーシップキャンプなどを計画しています。
今後、生徒たちが自発的に計画して行う国際プロジェクトも予想されます」

 

-ベンジャミン学校の新入生と保護者に伝えたいことは?

「入学を心よりお祝い申し上げます。そして、ベンジャミン学校を選んでくださって本当にありがとうございます。

誰もが願うことがあります。自分の夢を見つけ、価値を創造しながら生きていくこと、
皆のために貢献すること、愛し愛されること、感謝し、また感謝の心を受けることなど、
そんな皆の夢のために、日本と地球の未来のために、希望となることを願っています。
一緒にベンジャミン学校を創造していきましょう。学校側も最善を尽くします」

 

-ベンジャミン人間性英才学校を定義するとしたら?

「夢を見つけ、自分の価値を創造しながら、地球を中心価値に置き、
弘益の心で活動していく、未来のグローバル人材を育成する地球市民学校です」

日本ベンジャミン人間性英才学校の1期生が入学式

「テスト・成績表・宿題・教科授業・校舎」の5つがない体験型・創造型の教育プログラムがスタート

今春設立された「日本ベンジャミン人間性英才学校」(以下、ベンジャミン学校)の初めての入学式が4月2日、三重県志摩市のILCHI HSP伊勢研修院で行われました。第1期生が晴れて入学し、社会体験型の新しい教育プログラムをスタートさせました。

 

ベンジャミン学校は、「テスト」「成績表」「宿題」「教科授業」「校舎」の5つがない(5無)ことを特徴とし、人間性や創造力の育成に重点を置いた自己主導型の代替学校(オルタナティブ・スクール)で、自由学年制と学校在学制(高校などの学校に通いながら登録する課程)があります。

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今回入学した1期生は来年3月まで、通常の学校の授業から離れて、個人の人格形成や社会性の育成を目的とした職場体験、ボランティアなどの社会活動やト レーニングを行います。普通の授業から離れ、1年間にわたって実践的な教育を受ける仕組みは、アイルランドでは「トランジション・イヤー」と呼ばれ、国家 レベルで導入されています。社会的な体験活動をふまえて自らの進路を決めることができる制度として、世界的にも注目されています。また、様々な分野の専門 家が生徒をサポートする「メンター制度」もベンジャミン学校の特徴の一つです。

 

韓国では、2014年春にベンジャミン人間性英才学校が設立され、トランジション・イヤーの考え方を取り入れたアジア初の本格的な自由学年制プログラムが 大きな成果をあげました。これを受けて、日本でも、一般社団法人地球市民学校がベンジャミン人間性英才学校と提携し、日本独自の社会環境や教育状況をふま えた未来型の民間スクールをつくることになり、今回の学校創立となりました。

 

4月2日の入学式には、1期生とその保護者、メンターなど約150名が参加しました。品川玲子校長が「新入生の皆さんは、この1年の間、たくさんの挑戦と 成長をするようになります。皆さんは、日本だけでなく、地球を舞台に歩んでいくと思います。そして、輝く自信であふれる自分自身に出会い、地球の心に出会 えると思います」とあいさつしました。

 

▲日本ベンジャミン人間性英才学校 品川玲子校長の式辞
▲日本ベンジャミン人間性英才学校 品川玲子校長の式辞

 

また、ベンジャミン学校の設立者である一指 李承憲氏は「皆さんのこれからの1年は、人間性英才の人生を体験する特別な1年となるでしょう。脳を活用するには、個人的な欲ではなく全人類の役に立ちたいというひたむきな思いが必要です。それが弘益の心です。この学校で最も大切なのは『自分がすること』です。人生の主は自分であることが分かり、夢を探して動き続けていけば自信と誇りを得て、人生最大の財産になることでしょう。グローバルな人間性英才だという誇りを持って、自分の夢と人生を創造することを願っています」とメッセージを送り、入学を祝いました。

 

▲新入生代表による入学宣誓
▲新入生代表による入学宣誓

 

入学式の後は、新入生がさっそく1泊2日のワークショップに参加し、同校のプログラムのベースとなる脳教育のトレーニングを体験しました。

 

■日本ベンジャミン人間性英才学校
日本ベンジャミン人間性英才学校は、創造力を育てる脳教育をベースとし、生徒が自己価値を高めて夢を実現できるよう導く自己主導型代替学校です。地域社会や世間を学び舎とし、様々な出会いや体験活動を通して自己省察し、夢を見つける1年課程「人生を変える1年~A Dream Year Project 」を運営しています。

人間性英才とは、人格完成を人生の目的として、公益価値の実現と自己啓発のために自分の人生を独立的・創造的に設計する人材を指します。「ベンジャミン」は、アメリカ合衆国建国の父の1人であるベンジャミン・フランクリンからとったものです。彼は人生の目標を人格完成に置き、絶えず自己価値を実現しながら公益のために尽くした人間性英才の模範的な人物です。
http://benjaminschool.org/

 

■一般社団法人 地球市民学校
地球市民学校は、人類は地球という共同体に共に暮らす地球市民であると認識し、地球愛・地球人精神を実践する人材の育成を目指しています。脳にアプローチする心身健康体操、呼吸、瞑想法を通して心と体の健康を取り戻し、人間性を回復する地球市民運動を行っています。

来たる4月9・10日には、福島にて「ドリームプロジェクト」を開催予定。子どもたちが健やかなココロとカラダを回復して胸に眠っていた良心を取り戻し、未来を切り開く力と自信を持てるように応援します。詳しくはHPへ。
http://earthcitizen.jp/

自由学年制ベンジャミン人間性英才学校の入学式

~夢を実現するための実践型教育で人生をデザインするグローバルリーダーを育成

ベンジャミン人間性英才学校(校長 キム・ナオク)の入学式が3月4日に行われました。自由学年制校として設立された韓国本校の3回目の入学式。韓国の各地から志願してきた3期生と共に日本からも7名の生徒が入学式に参加し、1年間の独創的なカリキュラムに基づく教育課程をスタートさせました。
ベンジャミン人間性英才学校は、「テスト」「成績表」「宿題」「教科授業」「校舎」の5つがない(5無)ことを特徴とし、創造力の育成に重点を置いた自己主導型の代替学校(オルタナティブ・スクール)として、注目を集めています。試験勉強に偏重した従来の受身的な教育と異なり、生徒自らが目標を立て、自己主導型の生活管理と学習管理をします。

開校初年度の2014年度は、1期生として27名が入学。1年間という短い教育課程で目まぐるしい成長を遂げました。2期生の募集には1,000名を超える生徒が志願し、このうち選考に合格した479名が入学しました。

今回入学式を迎えた3期生1,005名も、自分がなりたい職業のプロフェッショナルから指導やアドバイスを受ける「メンター制度」や生徒が1年間自分のやりたいことを選択して計画・完遂する「ベンジャミン・プロジェクト」など、ベンジャミン人間性英才学校ならではのユニークなプログラムを通して、実社会に役立つ人材へと成長していきます。また、職業体験やボランティア活動など、様々な体験教育で、人生に必要な能力を体得します。

日本でも、一般社団法人地球市民学校が2015年11月、韓国のベンジャミン人間性英才学校と協力交流協定(MOU)を締結。ベンジャミン人間性英才学校の理念を全面的に取り入れた「日本ベンジャミン人間性英才学校」(校長 品川玲子)を創立することになり、初めての入学式を4月2日に行います。名実ともに「国際学校」になることで、ベンジャミン人間性英才学校のプログラムがさらに発展・充実していくことになります。

▲設立者の一指李承憲氏より日本ベンジャミン人間性英才学校の校旗授与
▲設立者の一指李承憲氏より日本ベンジャミン人間性英才学校の校旗授与

この日、キム・ナオク校長は新たなスタートを迎えた新入生に「先輩たちが積み上げてきたものを土台として地球を舞台により遠くより高く歩んでいく」よう励まし、「1期生・2期生の成長ぶりを見て分かったことは、生徒に必要なのは不安な未来に備えて良い成績を取ることではなく、自分の価値を見つける環境を作ってあげることでした。ベンジャミン人間性英才学校がまさにそのようなところです。ベンジャミン学校の国際化によって、さらに発展していくことをお約束します」と式辞を述べました。

▲ベンジャミン人間性英才学校キム・ナオク校長の式辞
▲ベンジャミン人間性英才学校キム・ナオク校長の式辞

今後は、日韓のベンジャミン人間性英才学校が合同で研修やキャンプを行うほか、企業のCEO、教授、医師、弁護士、芸術家など多彩な韓国のメンターが「国際メンター」として日本の生徒のサポートや指導を行う計画もあり、国際交流の面でも大きな成果が期待されます。

▲韓国と日本の入学生代表による入学式宣誓
▲韓国と日本の入学生代表による入学式宣誓

■日本ベンジャミン人間性英才学校

日本ベンジャミン人間性英才学校は、創造力を育てる脳教育をベースとし、生徒が自己価値を高めて夢を実現できるよう導く自己主導型代替学校です。地域社会や世間を学び舎とし、様々な出会いや体験活動を通して自己省察し、夢を見つける1年課程「人生を変える1年~A Dream Year Project 」を運営しています。

人間性英才とは、人格完成を人生の目的として、公益価値の実現と自己啓発のために自分の人生を独立的・創造的に設計する人材を指します。「ベンジャミン」は、アメリカ合衆国建国の父の1人であるベンジャミン・フランクリンからとったものです。彼は人生の目標を人格完成に置き、絶えず自己価値を実現しながら公益のために尽くした人間性英才の模範的な人物です。
ベンジャミン人間性英才学校

■一般社団法人 地球市民学校

地球市民学校は、人類は地球という共同体に共に暮らす地球市民であることを認識し、地球愛・地球人精神を実践する人材の育成を目指しています。脳にアプローチする心身健康体操、呼吸、瞑想法を通して心と体の健康を取り戻し、人間性を回復する地球市民運動を行っています。

来たる4月9・10日には、福島にて「ドリームプロジェクト」を開催予定。子どもたちが健やかなココロとカラダを回復して胸に眠っていた良心を取り戻し、未来を切り開く力と自信を持てるように応援します。詳しくはHPへ。
一般社団法人 地球市民学校

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