2期生成長ストーリー 小川菜桜さん 夢の実現のために創造した進路


 
この春、2期アドバンス過程を卒業した小川菜桜さんは、2年間一般の高校にも通いながらベンジャミン学校で活動してきました。そんな彼女が夢を実現するための一歩に選んだのは、立命館大学 食マネジメント学部への進学でした。
 

 
入学する前の小川さんは自分の夢があいまいで、コツコツと勉強をするのが苦手でした。人の役に立つことや笑顔にすること、お菓子を作ることが好きだったので、ベンジャミンフェスティバル(※1)で手作りお菓子を販売したり、ワークショップでみんなが集まる時や、誕生日の同期生にプレゼントしたりして喜んでもらっていましたが、その時はそれが自分の進路や仕事に結びつくとは思っていませんでした。
 

 
そんな小川さんの意識を変えたのはベンジャミン12段(※2)でした。最初は多くの人が思うように、自分にできるだろうかと自信がありませんでした。しかし日々のBOS授業やワークショップで少しずつ練習し、1段階ずつできるようになりました。この過程で体感したのが「選択すれば成し遂げられる(※3)」ということでした。それ以来、する前からできないと決めつけるのではなく、チャレンジしてみることが多くなったそうです。
 

 
このことは勉強に対する姿勢にも影響を与えました。まずは体が慣れるようにコツコツと反復勉強をしました。夏休みには無茶だと思われる量の勉強計画を立てましたが、これも見事にこなすことができ、計画したことを現実にする力が身についてきました。
 
その結果、周りが進路を決めていく中でも、妥協せずに本当にしたいことができる環境を探し、ついに見つけたのがこの食マネジメント学部でした。あまりにも自分の希望とピッタリだったので「自分が作ったのでは」とまで思ったそうです!奇しくもこの春に新設されたこの学部で経済学・経営学・専門的な調理の知識を学び、将来は父親の夢でもあるカフェの経営を一緒にして人々を笑顔にするのが小川さんの夢です。
 
最近よく聞かれる「好きなことで生きていく」を実現するためには、様々な障害をひとつひとつ乗り越えながら進んでいかなくてはなりません。日本ベンジャミン人間性英才学校では、生徒が自分の道を見つけ、その道を最後まで進んでいく知恵と力が育まれるようにサポートしています。
 

※1…ベンジャミンフェスティバルは日本ベンジャミン人間性英才学校が学園祭として行っているイベントです。
※2…ベンジャミン12段とは、腕立て伏せから逆立ちで歩くまでの過程を12段階で構成したトレーニングです。体力はもちろん、自分に対する誠実さや責任感、忍耐力が養われます。
※3…BOS(Brain Operating System)の5つの法則の一つ