日本ベンジャミン人間性英才学校の1期生23名が卒業へ 4月2日に三重県志摩市で卒業式&2期生の入学式

「日本ベンジャミン人間性英才学校」は4月2日、三重県志摩市浜島町の地球市民研修センターで、第2期生の入学式を行います。併せて、第1期生の卒業式も行い、昨年春に入学した23人が晴れて卒業します。

 

日本ベンジャミン人間性英才学校は、創造力や人間力の育成に特化した新しいタイプの学校として、2016年春に設立されました。「テスト」「成績表」「宿題」「教科授業」「校舎」の5つがない(5無)ことを特徴とし、自由学年制と学校在学制(高校などの学校に通いながら登録する課程)があります。

 

今回卒業する第1期生たちは、1年間という短い教育課程のなかで、さまざまな経験を積み、目まぐるしい成長を遂げました。生徒が自らプロジェクトを企画・運営する「ベンジャミンプロジェクト」では、人々に幸せを与えられる創作活動などを通して、構想力や実行力を高めました。ベンジャミン学校ならではの「メンター特別講義」では、職業観や勤労観を磨き、多くの生徒が将来の進路を決め、具体的な行動を起こし始めました。

 

また、ボランティアなどの社会参加活動プログラムでは、公共性の意識を高め、社会の一員として参画し貢献する姿勢がはぐくまれました。さらに、海外の学生たちとの共同プロジェクトを通して、国際的なコミュニケーション能力を磨きました。今後、「未来人材」としての活躍が期待されます。

 

卒業後に一般の高校に通学する生徒もいますが、ベンジャミン学校に在籍した1年で人生の方向性を見つけ、勉強する意味が分かり、視野を広げることができたため、勉強への意欲や授業内容の吸収力の面でも成果を実感できるものと考えています。

 

2014年に韓国でスタートしたベンジャミン人間性英才学校は、その名のとおり、「人間性英才」の育成を標ぼうしています。人間性英才とは学問だけでなく人間性の面でも秀でた人材という意味で、幸せな脳、夢のある脳を育てる脳教育プログラムがカリキュラムの基盤になっています。様々な教育や体験プログラムを通して、健康(自然治癒力)、人間性、創造性の回復を図ります。

 

こうしたユニークなプログラムは世界各地で注目を集めており2016年秋にはアメリカでも開校しました。2017年は中国にも開校予定です。

 

なお、ベンジャミン学校の「ベンジャミン」は、アメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリン(1706~1790)から取った名前です。アメリカ100ドル札の肖像にもなっているベンジャミン・フランクリンは、人間性英才のモデルとなる人生を送りました。10歳の頃から印刷工として働き、学校には2年しか通いませんでしたが、人生の目的を人格完成に置いて常に自己啓発し、公益のために尽くしました。アメリカで最も尊敬される政治家、そして科学者、発明家、外交官、社会事業家、著述家でもあり、自己啓発の先駆者と言われています。